|
1月31日、キヤノンとリサイクルアシストのリサイクルインクカートリッジ訴訟で知財高裁で判決が出され、キヤノンが逆転勝訴したとのことですが、今回もブログやニュースなどで前回以上に話題になっています。良い記事が沢山ありますので、今回も前回同様に紹介させていただきたいと思います。 Yahooのニュース「インクカートリッジ リサイクル非合法判決 攻防は今後も」によると、「消費者から『高い純正品しかないのは困る』という激励メールが多数来ている」(リサイクルアシスト社)、「コスト引き下げや環境への配慮など一層の努力を求められそうだ」とのことです。 松下VSジャストシステムの時は、一審でジャストシステムが敗訴した時に松下不買運動にまで広がったようですが、今回も賛否両論はありますが、そこまでの非難にはなっていないようです。 松下VSジャストシステムの時は、「は?、何でそんなことで訴えるか?」といった感じがありましたが、今回の場合、キヤノンとしては経営に直結する問題ですので訴える理由は十分ありますし、「ん〜、微妙かも?」という感じでしょうか。 判決の結果としては、どっちが勝訴しても不思議ではない気がしますが、今回の判決理由ですと、リサイクル品の全てを否定するものではないとしているものの、今後は事実上リサイクルを防止できる特許を取ればOKと言っているに近い印象です。やはり特許権といっても、リサイクルに大きな制約が出るようでは、首をかしげる部分があります。 リサイクル目的の場合に、特許権者に妥当な価格でライセンス供与を義務づけるとか、特許の失効期間を短くするとか、特許に制約を付けるとよいという記事がありました。簡単に実現できる方法ではないかもしれませんが、なるほどと思いました。 個人的にはリサイクルインク会社も環境保護よりも営利目的の感じが強いように思います。 例えば、キャノンの純正インクは、BCI-6とBCI-3eよりもBCI-7の方が価格が高くなっているのですが、リサイクルアシストは見てないけど、エコリカだと、純正と同じくBCI-7の方が高い価格設定になっています。 どちらも原価はほとんど同じはずで、独自に原価を積み上げて価格設定しているのではなく、便乗して純正インクの価格を基準に少し安く価格設定している印象を受けます。 キャノンの様にセメント化するよりも、リサイクルインクメーカーのように、再生利用でリサイクル(リユース)した方が環境に良いとは言えると思いますが、その他の環境保護活動は、せいぜいWWFに1円寄付する程度。 裁判でもキャノンに「環境保護の推進をしていない」と言われる位で、リサイクルインク会社も、日本国内でリサイクルして、社会福祉にも取り組むなど、もう少し社会から支持を集める施策が必要のように思います。 現状のプリンターの問題は、写真印刷以外では希望するコストとの乖離が大きすぎてコスト的に折り合わないということではないでしょうか。 リサイクルインク、リサイクルトナーがこれだけ出てくるということは、高画質ニーズへの対応ばかり推進していくのは現実に即していないことの裏返しだと思います。 一方で、現在のプリンターは、ひたすら高画質化を追求することで他社との差別化を図ると同時に純正消耗品の売上拡大に成功していますから、高画質が要求される分野では、高いと文句を言われることは多少あったとしても、今後も純正品を利用するという人の方が多いと思います。 キャノンのインクの場合、BCI-6→BCI-7→BCI-7eと値上げが繰り返されている点には文句を言いたいですが、光沢紙に写真プリントするだけなら価格的に許容範囲から大きく外れているとは思えません。プリンターの性能はとても良いので満足して使っている人も多いと思います。 なので、単に値段を下げただけではメーカーとして利益が減るだけになってしまう可能性が強いです。 両立させるためには、例えば、1000円の写真用高耐候性高画質インクと、300円の一般用低耐候性低画質インクの2種類の純正インクを発売するというのは、どうでしょうか? 低画質インクは純正でメーカー自らリサイクルするというのも良い方法だと思います。 それほど高画質を要求しない場合、今の消耗品の価格では、もともと純正消耗品の上得意客にはなりにくいと思います。コスト的に見合わないか払えないかなので、カラーで印刷したいけど白黒で我慢するか、印刷しないか印刷量を抑えるか、になってしまう可能性が強いです。 逆に、消耗品の価格(ランニングコスト)が安くなれば、今まで利用を極力控えていたユーザー層からの需要増も見込めると思います。そして、サードパーティ品は価格的に成り立たないので参入の余地がなくなります。 また、印刷物というのは、ある程度の公益性がありますので、こうした客層に応える商品というのは、社会の公益性の面でも有益ではないでしょうか。 画質面などできちんと差別化する必要はありますが、こういうニーズに対応する商品作りもメーカーに求められているように思いますが、いかがでしょうか。 もし最終的に訴訟で勝ったとしても、インクが高い、環境に悪い、といわれる点をくすぶらせたままにしておくのは、もはやメーカーとしても得策ではないように思います。 CWS private 「消耗品戦略」と環境経営、あるいはCSR http://cws-osamu.cocolog-nifty.com/cws_private/2006/02/post_4990.html 変な外人の日常 キヤノン2審勝訴 http://ameblo.jp/finch3/entry-10008620611.html Plum Field リサイクルインク http://blog.livedoor.jp/h_umeno/archives/50387431.html カメノ日記 インクカートリッジ裁判への疑問 http://blog.goo.ne.jp/kameno_001/e/0787f4c78df64ba3b6056ec863a2b139 清貧生活 プリンタインクカートリッジのリサイクル http://blog.kansai.com/murawski/913 福岡若手弁護士のblog リサイクルインクカートリッジは特許権侵害 http://ameblo.jp/fben/entry-10008626104.html 真面目な弁理士のNY研修生活 インクタンクの「再生品」に関する訴訟 http://blog.goo.ne.jp/patent_attorney_tk43/e/95be6c972a51e937d9b8f152a14289b6 中村サブラヒ・テクノロジスト事務所 キヤノンのインクリサイクルに異議あり! http://blog.saburai.com/article/12597956.html ごはんにっき キャノン インクカートリッジのリサイクル http://yukiusagi.exblog.jp/3466613 mizuno業務日誌 キヤノンのインクカートリッジ訴訟について。 http://blog.goo.ne.jp/ultra904/e/00dafaffd472d32843183b1b20f3c960 特許実務日記 キャノン逆転勝訴について http://d.hatena.ne.jp/Nbenrishi/20060201 備忘録 再生インクカートリッジは知的財産の侵害と判決 http://notenum.seesaa.net/article/12816019.html ががんぼ日記 3rd Party http://zabby.blog35.fc2.com/blog-entry-33.html 希望の空へ リユース http://www.deep-eco.org/myblog/archives/2006/02/post_462.html かっこうのつれづれ インクカートリッジ再生は違法だそうです。 http://blog.goo.ne.jp/cuckoo_01/e/78c2967bf765044cec520a3e17c230f4 院長の極私的ブログ リサイクルカートリッジは違法?高裁でキャノン勝訴 http://maedashika.jp/hide/2006/02/post_42.html take short プリンタインクカートリッジ訴訟 http://pdragon.blog24.fc2.com/blog-entry-60.html いいもの見っけ隊 キャノンのリサイクル技術敗訴!! http://kindo3.cocolog-nifty.com/vft55/2006/02/post_92ee.html ニュースIT羅針盤 ユーザーの不満に火をつけたインクカートリッジでのキャノン逆転勝訴 http://it.cymedia.jp/?eid=230173 北の国から徒然日記 「リサイクルインク」はどうなるのか http://suki-yaki.seesaa.net/article/12565380.html Fun_energy インクカートリッジ訴訟、キヤノンが逆転勝訴 http://blog.goo.ne.jp/fun_energy/e/0b015440411483eb18f5bb5b7b520509 かきなぐりプレス バカ高いインク代は是正されそうもない http://tetorayade.exblog.jp/4101287 ギネスと耳かき 特許侵害と企業倫理 http://pintaguinness.cocolog-nifty.com/guinnessandearpick/2006/02/post_2763.html soho日誌 リサイクルインク http://blog.h-kawano.com/?eid=104472 Mobi's Slow Life 消費者の立場から http://mobi55.blog22.fc2.com/blog-entry-179.html デジカメ古今東西 キヤノン、逆転勝訴! http://d-kokontouzai.seesaa.net/article/12589626.html ポピンさんの夜間飛行 リサイクルインクカートリッジ訴訟 http://blog.livedoor.jp/ms_popin/archives/50553327.html !morning thunder=朝の神鳴り! プリンター用インクカートリッジ訴訟!キャノン勝訴 http://blog.goo.ne.jp/singleexmarried2/e/dd78c6b22cf4415c1d279f7ad8e8d0e6 詰め替えインクcom関連記事 リサイクルインクカートリッジ訴訟、知財高裁でキヤノンが逆転勝訴 http://www.tsumekaeink.com/weblog+details.blog_id+24.htm キヤノンのインクカートリッジ再利用訴訟、知財高裁の大合議へ http://www.tsumekaeink.com/news+article.storyid+10.htm リサイクルインクカートリッジ訴訟 キャノン リサイクルアシスト http://www.tsumekaeink.com/weblog+details.blog_id+12.htm プリンターのビジネスモデルの限界 http://www.tsumekaeink.com/weblog+details.blog_id+23.htm リサイクルインクカートリッジ訴訟が問う「特許権の本質」 http://www.tsumekaeink.com/weblog+details.blog_id+22.htm 減量タイプBCI-7eインクについて http://www.tsumekaeink.com/weblog+details.blog_id+7.htm BCI-7eとBCI-7のインクの容量 http://www.tsumekaeink.com/weblog+details.blog_id+19.htm インクカートリッジ リサイクル非合法判決 攻防は今後も http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060205-00000006-maip-bus_all |
| << 前記事(2006/02/06) | トップへ | 後記事(2006/02/08)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|
| << 前記事(2006/02/06) | トップへ | 後記事(2006/02/08)>> |